事実婚とは? 法律婚との違い、メリット・デメリットを整理する
「結婚はしたいが、籍は入れたくない」という理由で、事実婚を選ぶカップルが少しずつ増えています。従来の法律婚とは何が違うのか、選ぶ理由やメリット・デメリットを整理します。
事実婚と法律婚の違い
事実婚は、婚姻届を出さずに夫婦同然の生活を送る関係です。姓は変わらず、戸籍上も他人のままですが、社会保険の扶養や住民票の続柄(「夫(未届)」など)で夫婦関係を示すことができる場合があります。法律婚と異なり、配偶者としての相続権は原則としてありません。
事実婚を選ぶ理由はさまざま
- 姓を変えたくない(夫婦別姓を実質的に実現したい)
- 「家」や「戸籍」という制度そのものに違和感がある
- 過去の結婚生活の経験から、法律婚という形に慎重になっている
- パートナーとの関係を、制度ではなく意思で結び続けたい
理由は人によって異なり、どれも尊重されるべきものです。
メリットとデメリット
メリットとしては、姓を変えずに済む、関係の形を柔軟に選べることなどが挙げられます。一方でデメリットとして、相続権がない、税制上の配偶者控除が原則適用されない、パートナーの医療同意など法律婚であれば当然にできることに制約が生じる場合があることが挙げられます。将来的なリスクに備え、公正証書の作成など事前の対策を検討する事実婚カップルもいます。
事実婚を続けている人、法律婚に移行した人
事実婚を長く続けている人もいれば、子どもの誕生などをきっかけに法律婚に切り替える人もいます。どちらが正しいということはなく、その時々の状況に合わせて関係の形を選び直すことも一つの選択です。
この記事を読んだ次に
- 実際に事実婚を選んだ人の体験談も参考にしてください。
- 週末婚やオープンマリッジなど、他の関係の形についても紹介しています。
同じ悩みで、違う道を選んだ人
週末婚とは? 距離を保ちながら夫婦でいるという選択
婚姻関係を維持しながら平日は別々に暮らし、週末だけ一緒に過ごす「週末婚」という関係の形について、選ぶ理由や生活費が二重にかかるなど課題になりやすい点を整理しました。同居だけが結婚の形ではないという視点を紹介します。
オープンマリッジとは何か。誤解と実態を整理する
オープンマリッジの意味や1970年代アメリカでの成り立ちから、浮気・セカンドパートナーとの違い、メリットと実践する上での課題、日本での法的な位置づけまで、よくある誤解を交えながら中立的に整理して紹介します。
籍を入れないという選択。事実婚として10年を共にしている
法律婚をせず、事実婚として10年間パートナーと生活を共にしているカップルの体験談です。医療同意や相続で制度面が不利になる場面も理解したうえで、この形を選んだ理由と実際の生活の様子を紹介します。
「新しいパートナーシップ」の記事
一度目の失敗を糧に。再婚して気をつけていること
一度目の結婚での反省を踏まえ、月に一度の夫婦での振り返りの時間を作るなど、家事・育児・お金の分担を具体的なルールにして再婚生活を送っている女性の体験談です。同じ失敗を繰り返さないための工夫を紹介します。
平日は別々に暮らし、週末だけ夫婦になる。私たちの週末婚
結婚時にすでに拠点が離れていたことから、平日はそれぞれの拠点で暮らし週末だけ一緒に過ごす「週末婚」を選んだ夫婦の体験談です。お互いのキャリアを保ちながら結婚生活を続けるための工夫と実際の生活を紹介します。
一度目の結婚を終えて、それでも夫婦という形を諦めなかった
一度目の結婚を子どもの独立を機に終えた後、夫婦カウンセリングで前の結婚での自分自身の関わり方の癖と向き合い、再婚に至った女性の体験談です。過去の結婚を失敗と決めつけず何を学べたかを整理する視点を紹介します。
同じ悩みの記事を探す
同じことで悩んでいて、誰かに話してみたいときは
相談先を探す →