えらべる夫婦
体験談離婚DV・モラハラ

「これは普通のこと」と思い込んでいた。モラハラに気づくまで

身の危険を感じる場合は、まず安全の確保を最優先してください。

  • 緊急時は110番(警察)へ。
  • DV相談ナビ「#8008」(全国共通・24時間)で、最寄りの相談機関につながります。
  • 配偶者暴力相談支援センター、法テラス、お住まいの自治体の相談窓口も利用できます。

このカテゴリーの記事は、話し合いによる関係改善を勧める前提では書いていません。まずは安全と、信頼できる相談先につながることを優先しています。

この体験談は、編集部が複数の実例を組み合わせて構成した創作ケースです。特定の個人への取材に基づくものではありませんが、実際によく聞かれる悩み・葛藤・選択のパターンをもとに作成しています。

年齢

40代前半

性別

女性

結婚年数

17年

子どもの有無

2人

悩み

夫からの否定的な言葉が日常化し、自信を失っていった

最終的に選択したこと

専門機関に相談し、離婚

夫は声を荒げるタイプではありませんでした。だからこそ、自分が置かれている状況になかなか気づけませんでした。

きっかけ

夫から「お前は何もできない」「誰と結婚しても同じだった」と言われることが日常になっていました。長い間、それを夫婦げんかの延長だと思い込み、自分の受け止め方が悪いのだと考えていました。

当時どう感じていたか

何を言っても否定される日々の中で、自分の意見や感情に自信が持てなくなっていました。友人と会う機会も減り、家の中で孤立していく感覚がありました。

誰かに相談したか

体調を崩したことをきっかけに受診した心療内科で、今の状況がモラルハラスメントにあたる可能性があると指摘されました。そこから女性センターの相談窓口に連絡し、初めて自分の状況を専門家に話しました。

どのような選択肢を考えたか

相談窓口では、関係修復のための対話を勧められることはありませんでした。まず自分と子どもの安全と心の健康を最優先に考えるよう伝えられ、離婚に向けた手続きや、必要であれば一時避難できる支援制度についても説明を受けました。

最終的に何を選択したか

弁護士に相談し、離婚の手続きを進めることにしました。夫との直接的な話し合いは最小限にとどめ、やり取りは基本的に弁護士を通す形にしました。

その結果どうなったか

離婚が成立し、子どもたちと新しい生活を始めています。まだ完全に自信を取り戻せたわけではありませんが、日々の中で否定され続けることがなくなり、少しずつ落ち着きを取り戻しています。

現在どう思っているか

当時は「これくらい普通」と思い込んでいましたが、今振り返ると、決して普通ではなかったと分かります。気づくまでに時間がかかったことを悔やむ気持ちもありますが、今は前を向いています。

同じことで悩んでいる人に伝えたいこと

「これはモラハラなのだろうか」と迷う段階でも、一人で抱え込まず、女性センターやDV相談ナビ(#8008)などの公的な窓口に話してみてください。対話で解決しようとする前に、まず自分の安全と心を守ることを優先してほしいと思います。

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